自己愛性人格障害 | 自己愛性パーソナリティの見分け方

 以下のうち一つが当てはまったからといって「自己愛的」とすることはできません。複数当てはまり、かつ一つ二つそういうエピソードがあるというだけではなく「ほとんどいつもそうだ」という場合です。できれば自己愛性パーソナリティのページを全てご覧になって当てはまるかどうかじっくりお考えください。

1、自慢話が多い

 自慢話をする人は、多かれ少なかれ、自己愛的な傾向をもっていると言えるでしょう。
 彼らは、実にくだらないことまで自慢話のネタにすることすらあります。「小学校の時、先生から『君の絵には芸術性がある』と言われたことがあるんだ。俺って、根っこがアーチストなんだよね」というような誰にだってひとつやふたつはありそうなエピソードも自慢げに話します。

2.誇大な目標を追っている(わりに余り努力はしていない)

 ビッグな目標を口にするドリーマーな人が多いです。自信家なのでその目標が実現すると思い込んでいます。ただしその目標に見合うような努力はしていない事が目立ちます。「がむしゃらに努力する」ことは格好悪いと思っています。

3.「他人とは違う何か」を強調

 自慢話の特殊なタイプとして、「自分は、特別な運命を持った人生を送っている」というものがあります。「幼い頃に両親が死んじゃってさ、親戚に預けられて、ものすごく貧乏したんだ」-事実であってもそこに「自分は、特別な存在」という自意識過剰が感じられる場合は要注意です。彼らはユニークな存在であろうとしており、他人と違っう「オンリーワン」「特別」でなければ納得しません。

4、もったいぶる

 自分から発するものについてもったいぶります。他の人に何かを教える時など「これは最新情報だ。特別にあなただけには教えてあげよう」「普通だったら僕のメアドは絶対に教えないんだけどね。まあ、君には教えてあげてもいいかな」などです。自分から発する者は全てとても貴重なものだと思っているので、前口上を付けたがります。または相手が感謝を表明しないと気が済みません。

5.自分の話ばかりする

 人の話は終わるのを待っているだけで、すぐに自分のことを猛然と話しはじめたりします。他人の話に途中から割り込んで、強引に自分の話にまた戻そうとします。「それ、僕の場合はね・・・」「俺の意見はさー」というように、やたらと「僕」「オレ」などのことばが多く、自分のことを機会を見つけては自分のことを披露するような方向に話をもってゆこうとします。

6.楽天的

 何でも自分の思い通りに行くと仮定しているので「なんて素敵な俺様」「万事順調」という幸せな空気に包まれており、けっこう高揚した気分でいることも多いです。

7.どんな時にも済ましている

 「あの書類はどこへ行った?」と皆が大慌てな時にも一人余裕をこいてすまし顔をしていたりします。すまし顔を崩したくないということもありますが、「お前らが騒いでいることなんて、ワンランク上の俺にとってはつまらないことなのさ」と事態を蔑視している場合もあります。

8.立派なことを言いたがる

 理想論的な主張をしたがります。「高邁な理念こそ、立派な自分にふさわしい」と思っています。

9.都合が悪いことは他のせいにする

 思い通りに事が運ばないと「あいつが足を引っ張った」「運が悪かった」と他の要因のせいにして自分自身の実力不足を認めません。「デキる男」の自己幻想を守るための理屈は達者です。

10.格好つける

 衣服に自分なりのこだわりがあり、ブランド好きだったりオシャレだったりします。そのほか、人に感心されるような外見を整えることには余念がありません。表情・仕草もつんと済ましていたり、どこかわざとらしかったりします。

11.個性派

 「妥協したくない」というほど、自分にこだわりがあるので(こだわりの職業・こだわりの服・こだわりのお店・こだわりの学校)、個性的な人に見えます。

12.共感性が乏しい

 他人への思いやりに乏しい人達です。「(相手の体調・気持ちに)よく気がつく」ということはありません。相手から「疲れた」「体調が悪い」と訴えられても、しばしば無関心で何の配慮もしません。

13.ちゃっかりしている

 自分だけは「庶民ルール」は適用されないと思っています(オレ様ルールを守っていればそれでいい)。社会の小さなルールには無頓着です。立ち入り禁止の所に入って休んだり、会社の事務用品を持ち帰ったり、時間を守らなかったりなどを当然のようにやっては罪悪感は感じません。図々しく見えることもあります。

14.他人のことは評価しない

 自分が一番と思っているので、他人のことはまずよくは言いません。

15.お世辞を求める

 お世辞を言われるのが好きで、お世辞を言われると喜びます。お世辞を言ってくれる人は「いい人間」「物事がわかっている」と評価します。

16.自己演出が巧み

 相手に与える印象を操作することが巧みです。場面が変わると突然態度を変えたりします。自分を装うことに巧みで、そのような行動に後ろめたさは感じません。それどころかそのような計算的行動で相手から評価を勝ち取りうる自分の「腕前」に誇りすら感じています。